まいど! 赤衛門です(^^)/

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  (Pro Tools HD コア・システム Pro Tools HD3 Accel)

突然ですが、今回は趣向を変えて真面目に書かせて頂きます。
弊社にはPro Tools HDがあります。普通はありません。オーディオケーブルを製品化している会社、ましてや電気工事会社においては。
(本来、製品のいろいろな検証用として使われているのですが。)

Pro Tools HDだけでなくその他にも普通にお目にかかれない一品も多く、音楽好きには垂涎ものです。音楽に対する環境がとても揃っている、とてもありがたい会社です。弊社のPro Tools HDにはプラグインだけでもマルチチャンネル、マルチモノにそれぞれTDMRTASの2種類のフォーマットがあり、元々入っていたものと後付けのプラグインを合わせると、なんと、952種類ものプラグインが入っていました。そんなありがたい状況で何も発信しないのは宝の持ち腐れとなります。
そこで、ここでは奥深いPro Tools HDを今から始める方、知ってはいるが詳しくは知らない方を対象にできるだけわかりやすく説明し、ともに学んでいけたらと考えております。ですから、プロ、セミプロの方々には「今更何?」と思われることが多々あるかと思いますが温かい目で見て頂きまして、「Pro Tools HDとは何?」という方に、これから数回に分けてPro Tools HDについて掘り下げていきたいと思いますので、よろしくお付き合いのほどお願い致します。

さて、Pro Tools HD。世界中の音楽・音響制作するプロフェッショナルにとって無くてはならないと言って過言ではないデファクトスタンダード
とはいったものの、果たしてどんなことができるのか?何ができるのか?を見ていきたいと思います。

まずはPro Tools HDの基本構成から。
Pro Tools HD
はコンピュータ(もちろん、ハードディスク含む)、Pro Tools HDコア・システム(DSPカード)、Pro Tools HD I/Oインターフェース(192 I/Oなど)、Pro Tools ソフトウェア(プラグインなど)で構成されるDAWシステムを総称して言われています。それぞれ単体での運用はできません。従来のアナログ機器で言うところのレコーダー、エフェクター、ミキサーをすべて1つにまとめて、波形表示、波形編集やタイムコンプレッションなどで事細かに設定したり、作曲したり、楽譜化したり、マスタリングしたりetc. いろいろなことが画面の前で可能になります。
イコライザーやダイナミクスから、リバーブ、サウンド・シンセシス、ピッチ&タイム・シフト、ノイズ・リダクション、マスタリング、サウンド・エンコードに至るまで、考えうるほぼ全てがPro Toolsソフトウェア・プラグインには揃っており、ハードウェア・プロセッサーやアンプ、マイクロフォンのサウンド特性をエミュレートしたり、コンピューターをベースにしたデジタル・オーディオの世界ならではのパワーと自由度で思い通りに表現していくことができます。しかもそれがワールドクラスで。

Pro Tools HDシステムの詳細】
  • 精緻なオーディオ・クラリティとパワフルなパフォーマンス (ゼロ・レーテンシーを実現)、堅牢な信頼性を実現するプロフェッショナルかつカスタマイズ可能なシステム
  • 最大192同時オーディオ・トラックが動作 (256バーチャル・トラック)
  • 最大128同時インストゥルメント・トラックで楽曲のクリエイトやミキシング
  • 最大256同時MIDIトラックを活用できるフル統合MIDIシーケンス機能
  • 最高192 kHzの解像度と最大160チャンネルI/Oをサポート
  • ICON統合コンソールやC|24™、 Command|8®コントロール・サーフィスによるフル・ハンズオン・コントロール
  • Mac OS X、Windows Vista (32-bit BusinessまたはUltimate)、Windows XPベースのコンピューターをサポート
大規模スタジオからプライベートスタジオ、そして自宅で自由に、思うとおりの音楽・音響制作が目の前でできるのがPro Tools HDシステムです。DSPカード1枚につき、9つのDSPプロセッサを搭載し、最大3枚のDSPカードが同時に挿せるので合計27ものDSPプロセッサがあなたの音楽・音響制作をサポートしてくれます。MIDIを使った楽曲のラフスケッチからファイナル・ミックスまで、すべてPro Tools HDひとつでできるのです。今まで感じてきたストレスはここにはありません。まさに音楽・音響制作に欠くことができないものとなっています。

大まかなPro Tools HDについての説明はここまでとして、今回の掘り下げはTDMRTASの各プラグイン・フォーマットについて。

TDM(Time Division Multiplexの略)とは、そもそも時分割多重のこと。Pro Tools HDシステムはボード上の強力な内部バスとしてこの方式を採用、そのボード上にあるDSPプロセッサ上で動作するプラグインのフォーマットをTDMと言っています。TDMを採用したボード上のDSPプロセッサはプラグインを動作させるためだけでなく、ミキサー機能も同じDSPプロセッサ上で動かすため、ホスト・コンピュータのCPUに負担を掛けることなく、TDMバスによる高速で信頼性の高いパフォーマンスを得ることができ、レイテンシーが非常に低い状態まで抑え、音楽・音響制作に最適な環境を作り出します。Pro Tools HDシステムが他に類を見ない支持を得ているのはこのTDMが大きな役割を担っているのです。

対してRTAS(Real-Time AudioSuiteの略)プラグインはホスト・コンピュータのCPUをベースとして、そのプロセッシング・パワーを使用してオーディオのリアルタイム・プロセッシングを行うためのフォーマット。全ての機能をホスト・コンピュータのCPUに依存するため、CPUに負担を掛けることとなり、同時に使用するRTASプラグインやトラック数、編集密度が制約される可能性があります。最近ではホスト・コンピュータのCPU速度などの向上に伴い制約をさほど気にすることはなくなってきてはいますが、Pro Tools HDの特徴としては強力なDSPプロセッサを活かしたTDMプラグインに魅力を感じる方が多いのは明らかです。もちろん、TDMプラグインとRTASプラグインにはそれぞれにプラグインの特徴の違いや得意な分野があり、用途に応じて上手に使い分けて作っていくことが、より良い音楽・音響制作につながっていくことになります。

さて、今回からはじまったPro Tools HDをより良く知って頂く企画ですが、本来おちゃらけキャラなわたくしにはかなり肩のこる文章運びで、読みにくい点が多々あることと思いますが、よろしくお付き合いくださいませ。

では今回はここまでとさせて頂きます。

ちゃんちゃんヽ(^0^)ノ