去る8月23日、アフィニス夏の音楽祭 広島 2009の最終日を飾る合同オーケストラ演奏会が広島厚生年金会館で開催されました。

 この日の録音を担当されたのは22日の演奏会と同じく、広島の老舗スタジオ StudioMの鹿村さん。

 実は前日の録音があまりにも良かったとのことで、この日も弊社所有のコンデンサーマイク Earthworks QTC-40とマイクプリアンプ Millennia HV-3Cそして電源タップ エアーケーブル ストライク タップ(未発売)という組み合わせを貸し出しさせていただきました。

 場所を変えての録音でしたが、録音は前日と同じく素晴らしい内容で、再現性もあることが確認されたとのことです。

 コントラバスからバイオリンまで、低域から高域まで、ピアニッシモからフォルテッシモまで全く無理がなく再生される艶やかな弦楽器、そしてまろやかな管楽器。伸びているが決してうるさくならない高域。ナチュラルなリバーブ感。非常に聴きやすく、演奏の粗さえ目立たなくしてしまうとのこと。

 これらの素材と、一カ所だけ他ホールで録音された素材をスタジオで確認された時、他で録音された素材とのあまりの出来映えの差に愕然とされたそうです。

 他ホールの録音はホール備え付け、S社のマイクで録音。鹿村さん曰く「S社のマイクはウルサく、レンジも狭く、しかも低音もない」とのことで、トリートメントには相当苦労されたようです。

 それだけにEarthworks QTC-40 + Millennia HV-3C + AirCable Strike Tapの組み合わせが際立ってきます。

「はっきり言って録れた音だけで何もしなくていい。こういう事は普通あり得ませんよ。この組み合わせ、クラシックの定番にしていいんじゃないですか?そう断言していいぐらい凄い出来です。」

 事実、QTC40 + HV-3C + Strike Tapで録音したものは余分な作業をしなくていいので、その分、仕事が早く終わったそうです。

 このセットのミソは全ての電源はエアーケーブル ストライク タップを経由しているということです。つまり、Digidesign ProTools HDを搭載したMacもProTools HDのインターフェイスとなる192I/Oもストライク タップを経由しているということ。

 ケーブル単品でセッティングするならエアーケーブル ストライクとの組み合わせに相当しますが、上流のタップで音質の変化を担うことで、そこからの電源系統にすべてに影響を与えるということが良く分かる結果が出たように思います。

 こういった「系」に与える影響は同日、私が兵庫 芦屋のStudio8さんで確認したマスタークロックへの影響と似ている部分かもしれません。

 また、必要以上に変化を与えすぎると過剰になってしまう側面も確認ができました。

 機材の数が多くなってしまうプロフェッショナルのシステムですが、音楽のジャンル、機材の特性、電源ケーブル類の特性、これらを組み合わせることで如何様にも進化させることができるということ。機材の選択だけではない可能性を改めて思い知らされたように思います。

 こうなってくると定番のDPAで試してみたくなるんですよね・・・

 それは、またの機会に。


 音質の傾向として、全帯域でのバランスが要求されるクラシック音楽では、むしろ、ストライク系の方が良く作用するという傾向が見えてきました。

そこで・・・

 新作となる「カーボン」ケーブルオーディオアクセサリー大試聴会で初お目見えします。

 すでにカーボンファイバーを採用したエアーケーブル エクストリームが存在しますが、新作のケーブルは同じ「カーボン+空気絶縁」というコンビネーションでありながら音質の傾向が異なる第二世代の「カーボン」エアーケーブルです。

 エクストリームのような派手さはないものの、そのバランス感覚はクラシック音楽にこそ向いているようです。

 発売時期、製品名、価格は未定ですが、期待を裏切らない製品に仕上がっていると思います。

 すでにテストを行った方からの評判も上々です。